海部 舞 (Kaibe Mai)
長野県飯田市在住。
占星術師
2児の母
1980年ベトナム、ニャチャン市に生まれる。カトリック教徒の両親に連れられ、生後3か月で難民(ボートピープル)となる。
日本のマグロ漁船に救出され、家族は日本に住むことに。
自分が日本人じゃないことをコンプレックスに思いつつ、子どものころから世界史が好きで、海外への憧れが強かった。
水星と金星が射手座にあるからなんだと思う。今は海外を通り越して、宇宙が大好きになった。
小学校高学年から中学校では、テニスに燃えた。これは、金星のサビアンシンボルが「クリケット競技」だからかも(笑)球技をやる力、そして、今はグループをまとめる、的な力として残っているような気がする。
高校2年の冬、いきなり自分の生い立ちのことをきちんと突き詰めたいと思った。わたしたち家族が日本に流れ着いたこの運命をきちんと考えたい。海が世界中につながっているように、見えないものはすべて自分とつながっているのだという感覚。これは自分の原子的な覚醒でもあって、根っこになっている。
占星術をするようになって、自分のICにある海王星のサビアンシンボルが「新しい国への入国に必要な条件を充たす、移民の集団」だと知り、ぞーっとした。
宇都宮大学国際学部国際社会学科在学中、インドの最下層の子どもたちと共同生活を送ったり、マザーテレサの施設でボランティアを経験。ここで出会った子どもたちから、「人間が根源的に求めるのは愛なのだ」と悟る。
卒業研究を兼ねて、ベトナム、フィリピンの難民キャンプ跡地、国内各地の自分がたどった足跡を訪れた。同じボートに乗っていた難民も取材して回る。ここで、精神を病んだベトナム人男性数名に出会い、孤独に生きている姿を目の当たりにし、「人は、守るものがなければならない」と知る。そして、自分の中でずっとこだわりだった「難民」というのはただのカテゴリーだった、と気づき、その言葉に自分自身が勝手に縛られていたことに気付く。
自分は、「伝えること」でこの世界をよくするんだ、と勝手に思い、東京のテレビ番組制作会社に就職。
日本中あちこちの「移住者」を取材する番組を担当し、1年で北は北海道、南は沖縄まで各地を取材。これはまさに、MC双子座だなと思う。
2年目に念願のドキュメンタリー制作に携わるも、テレビ業界はみんな家庭崩壊していて、こんなところで働き続けるのは無理と断念し、寿退社を決意。この業界で働けたのは、火星と冥王星スクエアによるタフな性格のおかげか。最長記録は3週間位帰れずに平均2時間くらいの睡眠だったこと。
お風呂に入れず、朝会社のトイレの流しで頭を洗っていた。
結婚して、北海道に移住。家事ばかりで暇な日々が即嫌になったが、子どもを授かり、育児のことを勉強しまくり、子どもは自然な形で助産院で産むことを決意。子どもを授かることで、この世の中変!と改めて実感。
食、医療、教育…大切なものほど蝕まれている。わたしたちは支配者層にとって都合のいいように洗脳されている。
このころ、サターンリターン。そして、ずっと眠っていた自分の月星座蟹座の発動だったように思う。
子どもを産んで価値観が変わり、夫とうまくいかなくなり、夫は少しずつ体調を崩し働けなくなっていき、夫婦関係がさらに悪化。2人目を出産してすぐに離婚。
2009年ごろから『神との対話』などスピリチュアルな書籍に触れ、この人生の目的は「自分自身を生き切ること」と知る。
離婚して、自分の人生をしっかり生き切ることを決意。
栃木の実家に帰ってすぐ、東日本大震災と原発事故に遭う。
子どもの放射線被害を心配したのと、就業のために南信州に移住。
ここで今の夫と出会う。
2014年4月ビジョンクリエイション占星術セミナーを受講して、一気に占星術の世界に引き込まれる。
この人生の目的である「自分自身を生き切ること」を人に伝えられる人になりたいと独学で一気に学び、学び始めて2か月後にはブログで情報を発信。半年後には占星術セミナーの講師をするようになる。